才色兼備のクールビューティー
名前 | 袖城セイラ |
CV | 栖崎あんず |
誕生日 | 3月9日 |
血液型 | A型 |
星座 | 魚座 |
身長 | 167cm |
体重 | 51kg |
スリーサイズ | 80/54/80 |
趣味 | カフェ巡り |
バスに乗り遅れたその日。墓地近くのバス停で待ちぼうけしていると、目を奪われる程の美人が隣に座った。それが、袖城セイラだった。有羽の3年だったセイラ。思わぬ共通点に話も弾み、すっかり仲良くなる。握手を交わし、お互いの名を名乗り…..。だけれども、セイラが何故墓地から出てきたのか、何故泣きはらした様子なのか、その理由は分からないままだった。
ある日の昼休み、クラスに変わった女の子がやってきた。一部で有名人のここあ先輩だとのこと。どよめく友人達。変なテンションのここあ先輩。謎の品定めをされて教室から連れ出され、付いて行った先に居たのはセイラだった。『お、お久しぶりです』制服を着ている彼女は、この前とは違った魅力があって ドギマギと会話を続ける二人を見て、ここあは呆れ顔で呟く。『この2人はくっつくね』
3回目のデートの日、セイラの誘いもあってセイラの部屋へと行った。卒業式で良く聞くような、ゆったりとした曲が流れていて。『私には姉がいたの』セイラはゆっくりと話し出す。大好きな姉が居たこと、交通事故で失ったこと、それから大切な人を極力作らなくなったこと。『でも、あのとき勇気を出して良かった』嬉しそうにセイラは笑い、目を閉じて。そんなセイラに、優しく唇を重ねた。
セイラとの仲も深まってきたある日。久しぶりに友人と帰っていると、向かいの道路にセイラを見つけた。罵倒する友人を無視してセイラの元へ向かう途中、青信号なのに車が突っ込んで来て……。あわやというところで友人に引き戻されて難を逃れたが、その様子を見ていたセイラはへたり込んでいた。『やっぱりダメ……。私、怖い……!』そうして、セイラは走り去っていった。
とびおを避けるようになったセイラ。心配したここあに尋ねられ、セイラは気持ちを打ち明ける。とびおが事故に遭い、酷く取り乱したこと。あんなに辛いなら、とびおの事を大切だと思いたくないということ。それを聞いたここあは『もう遅い』と答えた。大切な気持ちはもう変えられないのだから、自分の気持ちに嘘を付かずもっと素直になるべきだとその言葉にセイラは自問するのだった。
セイラを追っていたとびお。その目に映ったのは、呆然と車道に流れていくセイラだった。間一髪のところで引き寄せ、抱きとめる。『あれ……私』『セイラ、なにやってんだよ!』『とび、お……』泣きながら、セイラは、気がついた。何処かに行かれる怖さより、一一緒にいる喜びの方が大きいと。大きな声で泣き始めたセイラの身体を、力強く抱きしめて……。セイラを守りたい、そう心に誓った。
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